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HISTORY

DT702_初代Vシリーズテント
  • 現在生産しているDUNLOPおよびPURO MONTEの起源は1971年に「カラコルムテント」の名称で発売した世界初の吊り下げ式テントです。発売当初は、今までになかった独特な発想とあまりにシンプルな構造ゆえに不安や戸惑いもあって販売は伸び悩みました。しかし、1972年に「DUNLOPテント」と改称し、さらなる軽量化を推進し「DT-7202」を発表したところ、これが大ヒット、DUNLOPテントの歴史の始まりとなりました。「DT-7202」は当時のテントとしては初めて、軽量で強靭なA7178S高張力ジュラルミンポールにショックコードを内蔵して今までバラバラだったポールを一体化し、テント本体のフックを引っかけるだけで簡単に設営が可能となり、その非常にシンプルな構造で驚くべき設営のしやすさを実現しました。さらにカマボコ型やウインパー型が主流だった当時、他のテントと比べシンプルなクロスポールテントは画期的な軽量・コンパクトの実現に成功。その機能に注目した愛用者が増えるにつれ、実際使用した後の高評価が急速に浸透し「DUNLOPテント」=「山岳テントの代名詞」という礎を築きました。
    ※右上画像=DT702
    ※右下画像=初代Vシリーズテント
Vシリーズテント
  • そして、1970年代〜1990年代にかけて隆盛を極めたヒマラヤ遠征登山にも多くの隊が使用し、厳しい環境での耐久性と扱いやすさを実証、さらに信頼を深めてまいりました。現在、強靭なテントとして社会人山岳会や学生山岳部で人気のある「Vシリーズ」は、このヒマラヤ遠征隆盛時の1988年に実施された「日本・中国・ネパール合同隊」によるチョモランマ遠征をサポートした時の特別仕様テントをベースに作成された市販用のテントを、長年の使用経験で、細部の改良が重ねられて現在に至った製品です。
    ※右画像=Vシリーズテント
初代VLシリーズテント
  • 1990年代に入りますと日本の大手繊維会社により軽量かつ強靭な生地の開発が進み、山岳テントの市場は新たな軽量化の波が押し寄せます。このことにより、それまで軽量コンパクトの代名詞とされていたDUNLOPテントは山岳テント市場では「それほど軽くはないが強靭なテント」という位置づけとなり、ハードユーザー中心のテントとなっていきました。そこで「DUNLOPテント」はこの軽量化の波に向け1998年に当時最新の軽量素材を使用して、さらなる軽量コンパクトに主眼を置いた「VLシリーズ」を発売し、後にこのラインは「PURO MONTEブランド」で継承していくことになります。
    ※右画像=初代VLシリーズテント

私たちは長年にわたりさまざまなテントを企画し、世に出し、使用を重ねるうちに改善点が見つかればそれを改良するといったトライ&エラーを重ねてまいりました。しかし、驚くことに基本的な構造は1972年以来大きく変えることもなく継続しているのです。このことはいかに最初に開発したテントの完成度が高かったかがうかがえるところです。

現在、展開している「Vシリーズ(積雪期使用に照準を絞ったオールシーズン向けグループユース山岳テント)」「VSシリーズ(個人ユーステントの中では抜群の耐久性を誇るオールシーズン向け山岳テント)」「VLシリーズ(ライト&ファースト、軽量コンパクトを重視しつつオールシーズン使用可能な個人ユース山岳テント)」「VKシリーズ(居住性重視の3シーズン向けグループユース山岳テント)」は、今までの歴史の中でトライ&エラーを積み重ねた結果、現時点での集大成のテントと言えるでしょう。私たちはこの経験値が多ければ多いほど完成度の高いテントが生まれるものと考えていて、この経験値こそが私たちの財産ともいえるものだと思っております。

VBシリーズ
  • そして、2019年、満を持して「よりシンプルに、より軽快に!!」をコンセプトにしたシングルウォールテント、VBシリーズを発売いたします。今までのシングルウォールテントの欠点を大幅に改善したテントとなりますので、テント泊でライト&ファーストを目指すユーザーの方々にとっては朗報になると思います。また、2019年の限定販売となりますが、VLシリーズの両側入口タイプも合わせて販売いたします。「軽量で、涼しく、前室が有効に使え、開放感のあるテント」をお求めの方は是非ご覧いただきたいと思います。
    ※右画像=VBシリーズテント
VLシリーズ
  • テント開発において、私たちが一番大事にしたキーワードは「安心」です。その「安心」を確固たるものにするために長年にわたりトライ&エラーを繰り返しているといっても過言ではありません。現在でも、年間300件近いテントの修理依頼があり、それをトータル的に分析することで改良点が見つかることがあります。「修理」という作業は、自ら企画した製品のあら捜しには最良の方法です。例えば、テントの軽量化を考えると、生地を極端に薄くして、現在手配できる最も軽いポールを使用すれば大幅な軽量化が可能です。しかし、山岳テントとして企画している私たちのテントにはそれをしません。過去の修理依頼が「それをするな!!」と警告しているからです。時として想定を超える厳しい環境で「道具」と「人」が力を合わせて戦ってもかなわない状況が大自然の中にはいくらでも存在します。「大自然に負けない!!」などとは恐れ多くてとても言えませんが、そのような状況の中でも強力なパートナーになってくれるテント、私たちはこのようなテントを目指してこれからも進んでまいります。
    ※右画像=2019年限定VLシリーズテント

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