Vシリーズの特徴

- ポール構造
- 3人用ドームテント2つを天井ポールで連結したようなデザインにすることであえて天井を低くして耐風性の強いテントを実現。

- スクリューフック
- テント本体とポールを接続する部品は、対抗する2本のフックを回転することで固定。

- 倒立スリーブ
- テント本体四隅は、スリーブによりポールと接続。剛性を高めながら、使用中に破損しにくい構造。

- テント内部シーム処理
- シーム処理しにくい四隅部分も特殊な方法でシーム処理。

- テント内部ベンチレーション
- 内部にも絞りを入れ調整可能。

- V-6入口
- グループユーステントなので入口を2つ設けて出入りのしやすさと通気性UPを実現。

- コンパクト収納
- パッキングしやすい形の収納袋。
V-6 II APC 生産背景
大学山岳部や社会人山岳会から、「5〜6人で冬でも安心して使用できるテント」の要望があり、それに応えて企画したテントがいわゆるV-6シリーズと呼ばれるテントです。しかし、このようなグループユース向け大型テントを、シンプルで壊れにくいクロスポールのドームテントで作成すると、構造上どうしても天井が高くなり、風をまともに受けてしまい、強風耐久性が弱点となってしまいます。特に、条件の厳しい本格的な冬山での使用は少なからぬ不安が残ります。
この問題の解決策として私たちが辿り着いたのは、あえて天井を低くして風の抵抗を抑えるという発想でした。そのために選択した方法は、3人用のドームテントを2つ並べて天井ポールで連結し1つのテントにするというものでした。こうして天井の高さが105cmに抑えられ、強風に耐えられる流線型のテントが誕生したのです。このシルエットは、長年にわたり変更されることなく継承されていますが、V-6シリーズでは様々なマイナーチェンジも行われています。
昨年はフライシートとグランドシートの防水加工を、従来の「ポリウレタンコーティング」の倍以上の劣化強度がある「ポリカーボネイトコーティング」に変更しました。これで強度重視のテントにさらなる経年耐久性が加わり、長年にわたっての使用において、さらなるアドバンテージが生まれたのです。
そして2026年は、メインポールをDACのFLポールからNSL9.6mmポールに変更し、さらなる強度アップを図ってまいります。
V-6 II APC コンセプト
「厳冬期の雪山も含め、オールシーズン本格的な登山を志すグループのための、強度・長期的耐久性・居住性に優れた6人用(快適定員は5人)テント」です。
①フライシート・本体・グランド部に使用している生地は、最近の超軽量テントと違い、強度を重視した素材を使用しています。また、短辺両側に入口を設け、メッシュと生地のダブル構造にするなど、居住性・通気性を重視して極端な軽量化はしていません。これは、「グループで行動する」という条件の下で共同装備として考えれば、1人当たりにかかるテントの重量は超軽量テントを1人で持参するよりも負担が軽い、という考えに沿って企画をしているからです。
②3人用ドームテントを2つ並べて天井ポールでまとめる独自な工法は、テントパネルが均一にポールに守られているので、強風に対してウィークポイントがありません。また、この工法により、あえて天井の高さを105cmと低く抑えていますが、通常のドームテントと違い、室内どこでも高さが均一で105cmもあるので、快適な居住性を保ちます。
③生地の強さ・風に対する耐久性には以前から定評のあるV-6シリーズですが、経年劣化の問題に関しては、なかなか解決できずにいました。それも昨年、フライシートとグランド部を、経年劣化が免れない「ポリウレタンコーティング」から倍以上の経年劣化強度を誇る「ポリカーボネイトコーティング」に変更したことにより、今まで不可能でした長期的耐久性も保持できるようになりました。
商品詳細

- ポリカーボネイト加工の特長
- ポリカーボネイト加工の特長は、加水分解による経年劣化の時期を遅らせます。
- ①撥水力があり、強い雨への安心性があります。
- ②ポリカーボネイト素材のシームテープを使用することで耐久使用年数がアップします。(当社VSテント対比)

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- ポリカーボネイト加工(シームテープ)
- ジャングル試験結果
- 「耐熱加水分解ジャングル試験」とは、繊維検査の一つです。主にポリウレタン素材の湿度による劣化具合と耐用年数を審査するためのテストです。人工的に湿度95%、室温70℃の状況下に生地を設置して、その変化の過程を検査します。ジャングル試験の1週間は通常使用の1年間に相当し、10週間のジャングル試験を行った結果、今回のフライシートや本体ボトムに使用するシームテープに加水分解・劣化は認められず、10年使用しても耐水圧や生地劣化に対して問題ないことが実証されました。
※画像はサンプル素材を使用しています・
コラム
最近、グループユースのテントで、大勢でテント泊を楽しむ人が減っています。ソロテントブームの影響が大きと思いますが、確かに大勢で生活する窮屈感、狭い場所で荷物をまとめるテント生活独自の技術、さらに、いびき問題など・・・マイナス面もたくさんあります。逆に、1人1張だと自分だけの空間を自由に使え、いびきもおならも何でも気兼ねなくテント生活が送れます。
しかし、グループでのテント生活も良いことがあります。まず、冬山は文句なく寒いです。大勢だと1人でいるよりはるかに暖かく、特に夜の睡眠時には大勢でまとまって寝ることで暖かく過ごせます。それは、シュラフを1ランク薄くできる程で、荷物の軽量化にもつながります。また、コンロやランタン、鍋なども共同装備で持参することで、これも軽量化が図れます。ひとつ屋根の下での仲間との語らいも楽しい思い出になります・・・。グループユーステントでの大勢の山行も良いものですよ・・・!!
これは、弊社の昭和の親爺の独り言です・・・。